トコトリエノールとは、ビタミンEの1種です。
天然ビタミンEはトコフェロール4種類(α、β、γ、δ-トコフェロール)と、トコトリエノール4種類(α、β、γ、δ-トコトリエノール)の計8種類があります。
トコトリエノールは、米ぬかやパーム油などに含まれていますが、含有量は総じて少なめ。そのため、ビタミンEと言えばトコフェロールのほうが有名でした。
トコトリエノールには強い抗酸化作用があります。抗酸化作用による、さまざまな効果を期待して、 サプリメント に使われています。
トコトリエノールが日本で栄養補助食品として認可されたのは1999年。サプリメントとしては、まだ比較的新しい素材です。脂溶性のビタミンなので、過剰摂取しないよう注意が必要です。
シャンプーや化粧品には酸化防止剤として添加されていることが多いです。トコトリエノールのもつ抗酸化作用を利用したものなので、酸化防止剤としては比較的安全な成分であると言えます。
そのため、ナチュラルコスメ、自然派コスメなどの天然成分にこだわった化粧品によく使われている成分です。